送粉シンドローム
これは実習に役に立ちそうです。
予習復習いたしましょう。
受粉媒介を行う動物(送粉者)の種類によって、花の形質に共通した特徴がみられることがある。それを「送粉シンドローム(ポリネーションシンドローム)と呼ぶ。以下に、訪花昆虫の特徴と送粉シンドロームについて記述する。
ハエ
さまざまな花を訪れるため、花粉媒介者としての「忠実度」は高くない。しかし気温が低い時期にも活動がみられるため、ヤツデなど冬期に開花する植物にとっては重要な訪花者となることがある。ハエ媒花には、蜜腺が露出していたり皿型のように蜜腺に接近しやすい、白い花が多い、小花がかたまって咲くなど「着陸」しやすい、などの特徴が見られる。また、ザゼンソウやラフレシアのように悪臭でハエをおびきよせるものもある。
ハナバチ(ミツバチやマルハナバチなど)
ハナバチ類はきわめて優秀な送粉者である。各働き蜂には記憶力があるので、個体ごとに特定の巡回コースを持っていたり、花蜜の多い花を選んで訪れたりする。自分が訪花した花を覚えていて、その花への訪花を一定時間行わないこともある。ハナバチは蜜を得るために、筒状の花びらの奥まで進入することがある。また、力があるので、ランやアヤメのように蜜腺が花びらに隠されている花であっても、その花びらを押しのけて蜜腺までたどり着く。ハナバチ媒花には、このように筒状の花や、蜜腺が隠されているもの、あるいは距の中に蜜をためるものなど、容易に蜜源にたどり着けないものがある。また、垂直方向に小花が並ぶ花序をもつものがある(ジギタリス、ネジバナなど)。これらはハナバチが下から上の小花に向かって移動するからである。
その他のハチ
アシナガバチやスズメバチも花を訪れるが、本来は肉食であるため、花蜜への依存度は大きくない。ヤブガラシなど、蜜量が多く採蜜しやすい花を訪れる。イチジク属の花には、イチジクコバチが訪れる。このハチはイチジクの花嚢の中に入り、その際に花粉の媒介を行う。イチジク属の種ごとに特定のイチジクコバチが訪れるので、しばしば典型的な共進化の事例として取り上げられる。
甲虫
甲虫類は比較的飛翔が上手ではないため、多くの小花が集まった花序や大きな花など広い「着陸面積」を持つ花を好む。また、白い花を好んで訪れる。オニバスや熱帯モクレンの中には、夜になると花が閉じ翌日再び開花するまでその中に甲虫を閉じこめるものもある。甲虫は閉じこめられている間、出口を探して花の中を徘徊するので、より多くの花粉が体に付着する。ソテツは裸子植物の中では珍しい虫媒花であるが、ゾウムシによって花粉媒花されるという報告がある。
チョウ
特定の色の花を好むという傾向はみられない。ユリのような筒状の花の送粉者となる。蜜腺が露出した花では、長い口吻で蜜を吸うだけで雄蘂や雌蘂に触れることがなく、盗蜜者となることもある。
ガ
夕方から夜にかけて活動するため、視覚ではなく嗅覚に頼る。そのためガ媒花は強い芳香を持つものが多い。ユッカ(花)とユッカガのように、共進化とされる事例も知られている。
引用『ウィキペディア(Wikipedia)』
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